戦艦前後不覚

艦の中心線上に45口径30.5cm連装砲を合計3基装備しており、3基全てが両舷へ指向可能である。水上偵察機用の射出機を設置しているため、索敵を自艦のみである程度は賄うことができ、砲戦能力を存分に発揮できる。
また、後艦橋に比べて前艦橋が小さいという奇異な設計ではあるが、後艦橋を大きくすることで十分な砲撃指揮能力を確保している。
33ノットの快速を発揮するために機関を充実させており、排煙を担当する3本煙突は艦の中央より艦尾寄りという特徴的な配置になっている。

本艦は敵艦、敵航空機に艦の前後を錯覚させることで、針路を誤認させて被弾率を下げるという目的のもとに設計されている。
後ろに向かって全速前進する姿はあくまで前向きな姿勢なのである。