■第二回 艦つく艦艇コンテスト 受賞作品
■造船技師 あーる様
関東大震災で被災した巡洋戦艦天城の船体を秘密裏に回収し建造された。
軍縮条約違反である本艦の存在は国家機密とされたため、建造費用は他の空母建造予算を水増しし確保したという。
そのため再設計と建造は遅々として進まなかったが、
その為先に就役した赤城 加賀 蒼龍型 翔鶴型の設計を取り入れることが出来た。
特徴としては度重なる設計変更に伴うトップヘビー対策として大型バルジを装備している。
また友邦ドイツからもたらされた大出力高圧ボイラーを搭載し最大速力は40ktを発揮可能。
対空兵装は生産が遅れていた長10センチ砲の先行量産型を搭載しており高い対空火力を誇っていた。
従来の日本空母をはるかにしのぐ高速空母として完成した天城はMI作戦に参加。
当時は公試と慣熟訓練が終えたばかりだったが 珊瑚海海戦の結果投入が決まる。
基地航空隊から艦載機をかき集め、
航空機等乗員は珊瑚海海戦で傷ついた翔鶴の等乗員をあてることにより半ば無理矢理に戦力化した。
本艦のみに試験搭載予定の彗星偵察機(実際は爆装も可能だったとされる)の補充が遅れため
南雲機動部隊とは数日遅れで出撃したがその高速力を持ってぎりぎりで合流する。
機動部隊の上空直援任務に付き敵機動部隊の攻撃を防ぐ働きを見せた。